不動産の購入にはまとまった資金が必要です。
ですので、単独での購入が難しく共同名義を選択する方がいます。
また、親が所有していた建物や土地を、兄弟と共同名義で相続するケースもあります。
今回は、共同名義で不動産を購入した場合のメリットとデメリットについてをまとめてみました。
共同名義で不動産の購入をするとは?
まず始めに、共同名義とは一つの不動産を単独ではなく複数人で所有をすることです。
これには4パターンあり、夫婦、親子、兄弟間でおこなわれることが多いのが特徴です。
もちろん、他人と一つの建物や土地を共有することも可能です。
しかし、負担する費用額に応じて持ち分割合が変わるので注意も必要です。
たとえば、夫と妻が購入費用を折半し所有権を半分ずつ共有していれば、それぞれ1/2の持ち分割合が成立します。
負担する費用が多いほど、それに比例して持ち分割合が増えるという仕組みです。
共同名義で不動産の購入をするメリットとは?
最大のメリットは住宅ローンの借入金額が増やせることです。
夫婦の場合夫の年収だけでなく、妻の年収を合算した額に応じた借り入れをすることができるようになります。
使える資金が多いほど、理想のマイホームに近づけることができるので、あえてこの仕組みを利用する方も少なくありません。
また、単独で住宅ローン控除を受けるよりも、所得税と住民税の軽減額が増えるというメリットも生じます。
そして、相続税に関しても節税の対象になります。
夫が死亡して相続が発生した場合、夫の持ち分のみが課税対象になるので納税額を減らすことができます。
共同名義で不動産の購入をするデメリットとは?
これについては、不動産が自分だけの所有物ではないため、共有者の同意なしに売却を進めることができないというデメリットが発生します。
共有者が死亡した場合にもトラブルが生じることがあります。
もともとは2人の共同名義だったのが、死亡した共有人に複数相続人がいた場合、共有者が増えていく可能性があります。
共有者が増えると、売却時などに意見がまとまらず厄介な場面も増えることでしょう。
そして、不動産を共有する夫婦が離婚をするときには、的確に対処をしないと後のトラブルにつながっていきます。
離婚の場合は、共同名義を解消するのがトラブル回避の一番の方法だと言われています。
二人の資産なので、うまく合意ができれば単独名義に変更をしてください。
それが不可能な場合は、売却をして財産分与をするのがもっとも簡単な方法です。
名義変更や財産分与には税金がかかるので諸費用が発生しますが、後のトラブルを避けるためには重要なことです。
まとめ
共同名義とは、不動産の購入にまとまった資金を得たり税金の控除面を考えると有益な方法です。
しかし、自分の持ち分が9割だとしても、共有する不動産にかかる決定権を多く持てるわけではないので、売却を進めたい場合などには共有者全員の承諾が必要になります。
また、共有者との離婚や死亡によりトラブルが起こるケースもあるので、単独名義と比較して注意が必要な方法でもあります。
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