不動産購入の契約前におこなわれる「重要事項説明」とはなにか、ご存じでしょうか。
不動産購入は一生に何度も経験することではないため、よくわからないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、不動産購入における重要事項説明書にフォーカスします。
重要事項説明で重視するポイントや注意点について把握して、しっかりと納得してから契約に臨みましょう。
不動産購入における「重要事項説明」の概要とは?
不動産購入における重要事項説明とは、簡単にいうと、購入する物件の重要事項を宅地建物取引士の資格を持った専門家から説明してもらうことです。
このとき交付される書面は、重要事項説明書と呼ばれます。
重要事項説明は、宅地建物取引業法で定められているとおり、契約前に宅地建物取引士と対面でおこなわれるのが必須の手続きです。
契約前のタイミングでおこなわれるのには、買主の思い込みや誤った認識によって被るリスクを防ぐ目的もあります。
経験者の少ない不動産購入における買主への救済措置ともいえるでしょう。
不動産購入における「重要事項説明」で重視するポイント
続いて、不動産購入における重要事項説明で重視するポイントについてご説明します。
気持ちよく取引するためにも、とくにしっかりと確認してみてください。
物件に関する事項
●抵当権や仮登記の設定の有無
●建ぺい率や用途地域などによる制限
●実際の面積とパンフレットなどの記載との相違
●インフラ整備の有無(整備されていない場合は費用負担も)
●道路に接する道路が4m以上あるか(4m以上なければセットバックが必要)
契約条件に関する事項
●手付金の金額や返還の有無
●住宅ローンの金融機関名や融資条件
●契約キャンセル時の内容(違約金の取り扱いなど)
不動産購入における「重要事項説明」の注意点とは?
最後に、不動産購入における重要事項説明の注意点についてみていきましょう。
事前にコピーをもらって内容を読み込んでおく
重要事項説明では、専門用語も多く出てくるため、事前にしっかり読み込んで内容を理解しておくことが大切です。
重要事項説明書にサインしてしまえば、あとで「聞いていなかった」は通じないため、注意しましょう。
パソコンなどによるテレビ電話での対応も可能に
2021年4月よりIT重説が運用されており、テレビ電話での非対面も可能となっています。
ただし、IT環境が整っていることや売主の同意などが条件で、希望すれば必ずしも実施できるわけではありません。
まとめ
今回は、不動産購入における重要事項説明について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか。
重要事項説明は、不動産購入の契約前におこなわれる大切な手続きです。
買主側も事前に内容をしっかりと理解して、疑問点や不安点は、遠慮せずに宅地建物取引士に確認しましょう。
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